JUN CORPORATION gas needle

AGIニードル(旭化成)

 RP東プラにより考案されたAGIニードルは、ガスインジェクションを行うほとんどのメーカーが現在でも採用しています。このAGIニードルの欠点は中ピンとスリーブの隙間に樹脂ヤニがたまり頻繁に分解掃除をする必要があり、各社めんどくさくて実施していないメーカーが多く、それが原因で多くの不良現象を起こすため、ガスインジェクションは難しいと言われます。対策として金型取付板までガスニードルを延長して外側から取り出せるようにするなどメンテナンス性を向上させる必要があります。

  
バッテンニードル(独)をヒントに Kニードル

 私は、各メーカーのガスニードルを比較検討し、バッテンフェルド(独)のガスニードルがキャビ面から取り外せる工夫があり感動しました。が、30万のコストがかかるということでした。これをヒントに考えたガスニードルをその後の標準ニードル(Kニードル1995年)としました。部品代は150円… 一応特許をとりましたが、私の名前が入ってないので黙認してきました。開発者の名前ではなく上司や社長の名前で登録していた時代でした・・・
Kニードルは現在でも、弊社の主力ニードルです。メンテナンス性に優れ、最低1回/日は実施しています。



シンプレスガスノズル(英)をヒントに JUNニードル

  シンプレスの可動式ガスノズルは、油圧シリンダーによりガスニードル自体を動かすことで、ガスの注入口とは別に排出するので樹脂ガスの蓄積が無く、ガス開放時の不良現象(パンクなど)は発生しません。ところが、シンプレスのライセンシーは、油圧シリンダーの手間やコストがかかってしまうため、実際には固定式のガスニードル(AGIニードル同等)を主に使用しているそうです。
 シンプレスのガスノズルをヒントにし、さらに油圧シリンダーを使用せずに自動で可動するJUNニードルを作成しました。2004.3.23 自動車用グリップにてテスト開始し良好です。ガスの回収が良く、フクレやパンクの心配が無いのでガス回収の時間を考えなくていいし、サイクルアップもはかれます。厚肉や樹脂ヤニの多い場合に効果を発揮します。