JUN CORPORATION news

【改善活動・社員教育】のページ


新しいことを学ぶと考えも変わります。ここで書いていることがいつまでも正しいと思っていません。
考え方が変われば書き換えます。そういう位置づけで読んでください。


 先日(2007年10月11日)JR東日本様が来社されました。JR東日本の幹部候補生の研修の一環とてジュンコーポレイションの社員教育について教えてほしいとのことでした。
JR東日本様が当社に来ても学ぶことは無いかもしれないと伝えましたが、その熱意に応じたしだいです。改善に大企業も零細企業も関係ないし、大企業も小集団の組織の集合体であるがわかりました。
 私自身も改めてどんなことを考え、やってきたのか思い返しまとめる機会を得られ、また、彼らの考えてることは核心を突いた質問をされ、本気で悩んでいることを実感しました。
 同様に(2008年4月22日)キヤノンファインテック様が来社されました。弊社としても大変勉強させていただきました。



改善をしようとするとネックになる年配の管理職をどうしたらよいか

 年配者が問題ではなく勤続年数の多い人に改善を阻む人がいます。いまさら変える必要性を感じていないし、自分のやり方が正しいと考えている人たちです。社会が変わっているのに、変われないということは後退している自分に気づいていない人たちです。
 まず認識してほしいのは改善活動をするにあたって、100%を求めていては始まりません。
まず最初の1歩を(最初の半歩を)踏み出す勇気が必要です。何か変えようとすると、賛同する人1割、拒否する人1割、様子をうかがう人8割だと思います。最初に賛同した1割の人だけでも変わってくれ手伝ってくれればありがたいですよ。どっちつかずの8割の人もだんだん参加してきます。最初邪魔していた人はだんだん居場所が無くなって来ます。変わるか、去るか自分で選択せざるを得なくなり、いつの間にかみんなで取り組んでいられたら、その組織はもう大丈夫です。(2・6・2の法則というのもありますが、当社では1・8・1の感じでした。大した差ではありません。)
   

なかなか変わらない人はどうしたらよいか
 すぐに変わる人、徐々に変わる人、2年たって急に変わる人がいました。
自分なりに噛み砕き自分なりに納得するのに、また、周りの人の変化や話を聞き、ようやく変わろうとする人もいます。私は2年待ちました。今では右腕の一人です。もっとも頼れる人かもしれません。
 すぐに変わった人はすぐに戻りやすい。時間をかけた人ほど本物かもしれません。
今では何かやろうとするときは2年前から洗脳し始めるようにしています。2年待つことを前提で考えています。念のため言っておきますが私は短気です。


組織間に大きな壁がある。協力できない。
 最終的な組織の長を事前に後工程に当たる組織の長にし、後工程を知り、その上で現在の長にジョブローテーションをしました。これも2年かけるつもりで取り組みました。数年かかりますので短期の効果がでませんが、長期的にやれればかなり強固になると思います。
 組織の後工程に当たる組織に対して、スムースに流れるような配慮が必要で、後工程の組織の流れが悪いと言うことは自分たちに配慮が欠けていることを意味します。稲盛和夫様のアメーバに同じことです。京セラほどではありませんが、仕組みや財務的なものではなくハート(精神上のおきて)を大事にしています。
 生産管理課のドアには、『製造がストレス無く、スムースな生産ができるよう!』と掲示してあります。逆にも掲示してあります。後工程はお客様であるという認識を持つことです。それはわかるけどどうやって・・・
 他の組織の悪口を言わないこと。何かてつだってあげたり、ハート(気配り・配慮)をのせること。してくれたことに感謝しお礼を言うこと。こんなことで組織間は良くなります。


赤字の会社の改善活動は
 黒字か赤字かの境目はたった1%程度の差であることが多い。
あなたからみた完璧な社員を作る必要は無く、1%変わってもらえば良い。すると、5%以上の効果が簡単に出せるかもしれない。改善活動の先に笑顔が見える方が良い。


リーダーみずから掃除をしその姿を見せてもだれも手伝ってくれません。
 私もやりました。社員からみたら、その掃除の担当はあなただ。と思っているだけです。
手を出さずにやらせるしかありません。チェックをし指示を出すことに専念したほうが良いと思います。


会社の悪いところを突き詰めていくと、問題は人づくり(経営理念・経営方針)にある。
 面接等をやって一人一人と話してみると、全員自分なりに一生懸命がんばっているようです。
どうも個人の価値観で判断しており、方向性が間違っていることに気づきます。社員は何が良いことで何が悪いことなのかわかっていないのです。
会社がその方向性を示していない。考え方を示していないことがその根本にある原因です。
最低限のモラルを守ることが大事なのか。利益のために多少のモラルにな目をつぶるのか。
はっきりと、正しいことをしなさい。迷ったときは正しい行動をしなさい。困ったときは正直なことをいいなさい。というべきです。法令遵守とか当たり前のことで、法令にないモラルにおいても正しいことをするべきです。


組織間の隙間。
 先にも述べましたが付け加えると、低迷している企業は大抵組織間に隔たりがあります。聞いてみますと、組織間のコミュニケーションができていないようです。とりあえず、定期的に会議をしましょう。会議には必ず出席しましょう。会議の開始時間は守りましょう。テーマは保留にせずその場で解決しましょう。


見える化とかいうけども。

 見えないことを見えるようにしましょう。社員の側から考えてみました。
  社長は会社をどうしたいのか
  社長は社員をどう思っているのか
  社員はどうあるべきか
  会社の業績はどうなっているのか
  会社の借金はどのくらいあるのか
  生産計画などうなっているのか
  在庫はどうなっているのか
  どうすれば会社は黒字になるか
  どうすれば自分の給料はあがるのか
  どうすればボーナスをもらえるのか
  社外(社会)でどんなことが起こっているのか
  自分のレベルはどの程度なのか
  会社のレベルはどの程度なのか
  社長はどんな勉強をしているのか
  社員にどんな勉強をしてほしいのか
  誰がクレームをだしたのか
  誰がほめられているのか
  会社の強みは何なのか
  会社の弱みは何なのか
  各組織はどんな仕事をしているのか
  この製品は最終的に何になるのか
  当社が守るべき法律はどんなものがあるのか


ISO品質マニュアルなど誰も読まない。
 特にISOにおいては、審査員のためのマニュアルみたいな、理解に苦しむ書き方が好まれる。
我々の判りやすい文章で、やさしい言葉ですべて書き直しました。ISO9001の目的は何か。当社から不良品を出さない仕組みではないか。お客様に迷惑をかけないためのものではないか。審査員が見づらい思いをすればいい。
『品質マニュアル』だけでない。『経営理念』『環境マニュアル』『就業規則』すべての書類は読みやすくするべきだ。
 私は本を買うとき少し読んでみて、読みづらい本は買わない。読みやすい文章を構成する能力の無い本など読むに値しない。 日産の復活とかトヨタ式カイゼンとかいろいろな本が出版されているけど、評論家の文章は変にまとめてあってわかりづらい。社長本人が書いている本は非常に読みやすい。ゴーン・稲盛和夫・本田総一郎などなど・・・
やはり、一流の社長になるとわかりやすい中に深みがある。その人生にもいろいろあったであろう・・・


改善活動の真の目的は
 決算書や試算表の結果での判断ではなく、計画での判断をしたかった。キャッシュの動きを事前にハアクし資金繰りに役立てたかった。修繕費、消耗品費、接待交際費、あらゆる勘定科目を一人一人の社員に担当させ、今月のキャッシュはこういう動きになります。ということから社員による試算表作りをめざした。
 また、社員はPC恐怖症で電源の入れ方さえ知らない。一人一人のテーマの結果をエクセルで表にすることを義務づけ、月に1回は全員の前で発表する。1分以内でまとめ簡潔に報告する。現在では表だけでなくグラフも原因対策も記入しているものも出てきた。
 改善活動には決算項目のほかISO9001のテーマを入れ込み、エコアクション21のテーマも盛り込むことで、改善活動という行動により会社のすべてのことを実施していることになっている。与えられたテーマに対する責任感も出てきた。見えるようにするだけで人は改善するんだということ実感している。


仕事はできるが欠勤の多い社員をどうするか

 毎日の社員勉強用資料作りを命じた。5問程度の問題を作成し食堂においておく、翌日その回答と次の問題をおいて置く・・・そうすると大勢の社員が答え合わせを楽しみにしているので、休んでられなくなる。
問題は技能検定集から抜粋したり、最近はQC4級の問題集からの抜粋をしている。社員の知識の向上と欠勤対策とを同時に考えた手法。


歴史をコミックで知る
 これには賛否両論あるだろうが、試しに食堂にコミック(マンガ)を置いてみた。「おーい竜馬」「三国志」である。経営者にとって必要な知識だと思うが、マンガで理解するのが手っ取り早い。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読むのはきついし社員に読ませることは困難であろう。テレビで放映される「忠臣蔵」「信長・秀吉・家康」なんかは皆知っていると思うが「幕末」や「三国志」を知っている社員がいる会社ってすごくないですか。


外に出る(2017)
 やっぱり人は外に出て人から学ぶのだと思う。会社の中にいたのでは技能は上がっても人間的な成長は望めない。思い切って大事なお客様や官公庁へ一人で行かせてみた・・・いろんな心配が交差するが、あっという間に成長していく。
 中学生の子供の話になるが、部活を初めて県大会3連覇(新人戦、春、夏)をするほどに強くなった。が、全く基礎をしていない・・・とにかく試合だらけ・・・いろんな大会に出場し、他校との練習試合に明け暮れて・・・ ・・・ やはり実践経験が飛躍的な成長につながるのであろうと思った。 どれだけの場を作ってやれるかが経営者の務めなのかもしれない。