ガスインジェクションならダウンサイジング(10)
グラフにあるように一般の射出成形では射出工程から保圧工程にかけて型内圧力が上昇していくのに対し、ガスインジェクション成形では射出工程の後は急激に型内圧力が低下し窒素ガス注入の際もわずかな型内圧力で済んでいることがわかる。
保圧(高圧)の代わりに窒素ガス(低圧)で製品内部から圧力を保持するため、型締め圧力が一般の射出成形に比べると約半分で成形が可能になる。例えば、一般の射出成形で550トンの成形機が必要な場合、ガスインジェクション成形なら280トンの成形機にランクダウンできるので、成形コストを低減させ、お客様にコストダウンを提供できるというわけだ。