内部発泡の解消
空洞化した内壁面が内部発泡し、溶岩のゴツゴツしたような状態になることが知られています。
当社はこの問題を解決し、群馬県「1社1技術」に認定されています。
ヘジテイションマークの解消
当社は可視化金型を作成、流動フロントの速度をコントロールし解決しました。
群馬県R&Dサポートに採択されています。
フクレ・パンクの予防
注入した窒素ガスの回収プロセスで大気圧まで減圧しきれない場合、金型から取り出した瞬間に破裂したりコンベア上で膨れることがあります。
この場合は回収経路に樹脂ヤニなどが蓄積された場合が多く、日々のメンテナンスが重要です。
シボの転写ムラへの対処
ガスが通過した部分とガスが入らなかった部分で転写ムラが発生し、外観製品で問題になる場合があります。
当社ではコア側からキャビ側に押し付ける、ガスプレスインジェクション(GPI)という成形手法で対応しています。
中空部強度の対応
ハンドル等のダ肉製品の場合は空洞化によって強度は増しますが、ボスやリブのヒケ対策としてガスを注入する場合は根元強度が不足します。
当社では補強リブをつけたり、ガス流入を防止させたりして対策します。
窒素ガスは交わらない
ガスの先端同士がぶつかるよう流れていきますが、決してぶつかって交わることがありません。
当社ではこれがガスインジェクションの最大の課題だと認識しています。
これまでタイヤのようなドーナツ形状の形成は不可能でしたが、2019年に成功いたしました。
中空分のムダな樹脂
樹脂パイプなどの厚肉製品を形成する場合、中肉をステキャビに追い出します。
ステキャビはリサイクル可能であれば粉砕して再利用しますが、多くの場合で廃棄となります。
製品の軽量化をしても生産上でムダがあっては、コスト高となり環境にも良くありません。
当社ではこの問題の解決に2つの手法を開発しています。
初めから原料を使わないショートショット法では2007年にヘジテイションマークの解決に成功しました。
また、原料をリユースするスクリューバック法は2011年に成功し、2015年には連続生産を可能にしています。
ほとんど見えないヒケ
ヒケを無くすためのガスインジェクション技術ではあるものの、窒素ガスの注入された先端はガスの入った部分と樹脂の溜まりとの境目で、まれに僅かにヒケが発生する場合がありました。
当社では早くからこの現象に気づき、発生するメカニズム(原理)を把握しました。
発生原因に合わせて金型や条件を変更し、対処しております。
ほとんどの熱可塑性樹脂で対応
PS・ABS・PP・POM・PA(GF)・PC・PPE・PET(GF)・PBT(GF)・PPS・PEEK・PLA・TPO…
ガスインジェクションで
できること
ジュンコーポレイション
ならできること
ガスインジェクションの
ノウハウ/基礎知識
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